「ネット銀行ってどこを選べばいい?」
そんな疑問を持つ方に人気なのが 楽天銀行 です。
私も楽天銀行を4年以上使っていますが、楽天証券と同時期に使い始めました。楽天証券と組み合わせることで、他の銀行よりもお得さと使いやすさを実感しています。
この記事では、楽天銀行のメリット・デメリットや、他のネット銀行との比較、口座開設の流れまでわかりやすくまとめました。
楽天銀行とは?基本情報をわかりやすく紹介
楽天銀行の口座数・預金残高の規模感
楽天銀行は2001年に設立された比較的新しい、口座数1,700万件以上を誇る日本最大級のネット銀行です。

住信SBIネット銀行の倍!
預金残高は12兆円と規模感すごいですね。
スマホで完結できるネット銀行
通帳や店舗はなく、スマホやPCだけで完結できるのが大きな特徴。
私も最初は「通帳がなくて大丈夫?」と不安でしたが、アプリが見やすく、残高や入出金履歴がすぐ確認できるので、むしろ紙の通帳より便利に感じています。
振り込みはラクだし、残高や入出金明細もすぐにわかります。
銀行から直接「自動車税」を支払えるのは良いですね。
「楽天キャッシュ」にチャージしてから支払うこともできますが、家計管理アプリを手動で入力する手間が発生するので、私は楽天銀行から直接自動車税を払っています。
また、ハッピープログラムにエントリーしておくと10円入金されます。
また、ペイジーという機能が住信SBIネット銀行で使えるのですが、私の県では「ペイジー」で自動車税の支払いに対応していないこともあって、楽天銀行を活用しています。
楽天銀行のメリット
ATM手数料・振込手数料が安い
楽天銀行は「ハッピープログラム」にエントリーすれば、預金残高や取引件数に応じて ATMや振込の無料回数が増える仕組みです。
詳しくみてみましょう。
下の表をご覧ください。
例えば、残高100万円以上をキープしていれば会員ステージは「VIP」となり、ATM入出金が月5回、振込が月3回無料。コンビニATMでお金を引き出すときも手数料ゼロになります。
※後述しますが、楽天銀行のATM入出金は、楽天銀行が発行するキャッシュカード等で行います。

楽天銀行が使えるコンビニは以下の通りです。
基本的にどの町にもあるはずなので、ATMに困ることはないでしょう。
☝️預金残高に応じて手数料無料回数が増えるので、貯金を頑張りたくなりますね。

楽天証券との連携「マネーブリッジ」で金利0.28%
楽天証券の口座を持っている方はすぐにマネーブリッジをやってみましょう1
☝️それだけで楽天銀行の普通預金金利が1.4倍上がります。

連携させるだけで金利が上がるのならラクですね。
そして

!?
「楽天銀行」と「楽天証券」を連携させるだけでメガバンクの定期預金よりも金利が高くなる!
資金拘束された商品よりも普通預金の金利が高いなら楽天銀行を選びますよね。
下の図もわかりやすいです。

アプリで簡単操作!
楽天銀行アプリを開けば残高や入出金が一目でわかります。
振込もスマホワンタップで完了するので、銀行窓口に行く必要がありません。
楽天経済圏との相性が抜群
設定しておくだけでポイントが貯まったり、楽天証券との相性が抜群です。
楽天市場や楽天カードを使う人にとっては特に強力。
カードの引き落としを楽天銀行に設定するとSPU(スーパーポイントアップ)の対象になり、買い物で獲得できるポイントが増えます。
金利の計算はこちら(楽天銀行のサイトにリンク)でシュミレーションできます。
実際にやってみました。
私はポイ活していないので、極力シンプルに一度設定したら自動で金利が上がるならこの設定という前提でやりました。
①マネーブリッジを適用。(楽天証券との連携)

②楽天銀行で「給与受け取り」

このくらいシンプルで良いです。
それだけでも

と普通預金金利が0.3%を超えてきました。これで十分です。

右下に※ボーナス金利の適用にはサービスごとに条件があります。
とあります。これは色々な楽天サービスを利用した場合と預金残高300万円以下の分です。
預金残高が300万円を超えた分は金利が低くなるので注意です。
金利を求めるが故に色々なものを契約したり、購入するのは元も子もありません。
設定するだけで勝手にポイントが貯まる(クレジットカードのポイントなど)のは良いですが、ポイ活はせず、お金を増やすのは「優良な投資」に任せましょう。
楽天銀行のデメリット
ATM・振込無料回数は条件付き
先ほどの図解を見てみましょう。
条件に応じてATMと振込回数に上限があります。
自分ならどの会員ステージになるか参考にしてみてください。

キャッシュカードを持つ必要がある
住信SBIネット銀行はスマホのアプリからコンビニATMを利用できるのに…
楽天銀行のATMでの入出金は、楽天銀行が発行する「キャッシュカード(またはデビット機能付きカード)」が必要です。
カードを持つのが苦にならない方は気にならないでしょうか。
ただ、私はミニマルな考えなので、極力少ない方が頭も身体もスッキリして良いのです。
ですので、私のメインバンクは住信SBIネット銀行です。
スマホ1台あればATMで入出金できます。
気になる方はこちらの記事を読んでみてください。
楽天サービスを使わない人には恩恵が少ない
楽天銀行のみの利用はあまりメリットがないので、おすすめできません。
楽天証券を利用して始めてメリットを感じる銀行なので、基本的には「楽天証券」と「楽天銀行」はセットで利用した方が良いですよ。
楽天銀行はこんな人におすすめ
楽天市場や楽天カードをよく使う人
楽天市場のヘビーユーザーであれば下記の恩恵を受けることができます。


楽天銀行口座で給与など受けとり、楽天カードの引落するだけです。
はじめに設定しておけばあとは自動でポイントが勝手に入ってきますね。
※条件や上限(月間上限ポイントなど)に注意。
投資を始めたい初心者(楽天証券連携が便利)
これまでに楽天銀行と楽天証券を連携させると金利が上がることは説明済みですが、自動入出金(スイープ)は便利です。
投資を楽天証券で始めた方はスイープ設定して、普段は楽天銀行の金利の恩恵を受けて、必要な時に銀行からそのまま証券で投資する。
ということができます。

楽天銀行に資金を残さないように設定もできるし、いくら残すかも設定できます。
楽天銀行の口座開設方法

スマホで簡単に申し込み可能
上記のように簡単申込です。
スピード口座開設なら最短で翌営業に口座開設可能です。
手順は
- 必要事項の入力
- 楽天銀行アプリをダウンロード
- スマホで本人確認書類と自身の顔写真を撮影
- 「マイナンバーカード」、「運転免許書」「住民基本台帳カード」をスマホで読み取る
- 初回ログイン用パスワード設定
※クレジット機能が一体になった『楽天銀行カード(キャッシュカード一体型)』には、カードの組み合わせによって2枚目の楽天カードが申し込めない等の制約があるため、併用を考える場合は公式の注意事項を確認してください。
開設から利用開始までの目安日数
オンライン本人確認で口座開設をする「スピード口座開設」なら最短で翌営業日ととても早いです。
通常の開設手順であれば2週間程度で開設可能です。
まとめ|楽天銀行は楽天経済圏での必須口座
- 証券口座との連携:楽天証券と「マネーブリッジ」で口座を連携すると、証券⇄銀行の自動入出金(スイープ)が使えて資金移動の手間が減り、優遇金利が適用されます。
- 金利:通常の普通預金金利は約年0.20%(税引前)。マネーブリッジ適用で普通預金残高300万円以下は年0.28%(300万円超は別枠の優遇率)となり、さらに条件を満たすとボーナス金利が上乗せされることがあります(上限や対象残高に注意)。
- ポイント:楽天銀行を楽天カードの引落口座に設定したり、給与受取などの条件を満たすと楽天市場でのポイント倍率(SPU)が上がります。条件次第で+0.3〜+0.5倍の優遇が受けられるケースがあります。
ワンポイント:手間をかけずにメリットを得るなら、まずは「マネーブリッジを設定」+「楽天カードの引落先を楽天銀行にする」ことを検討するとよいでしょう(ただし金利優遇やポイントは条件・上限があるので申込前に公式ページで最新の条件を要確認)。



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